LINEスタンプを公開したものの、さまざまな事情で販売を停止したくなることは誰にでもあるものです。本記事では「LINEスタンプの販売停止」と検索してたどり着いた方に向けて、販売停止のやり方から、販売停止したらどうなるか、再開方法や解除の流れまでを丁寧に解説していきます。
LINEクリエイターズマーケットの情報をもとに、スマホでLINEスタンプの販売停止を行う方法や、販売停止後に削除する方法があるのかについても詳しく触れています。さらに、販売停止で使えなくなる場合の例や、販売停止できない理由とその対処法も紹介します。
また、LINEスタンプメーカーの使い方やWeb版との違いにも触れながら、今後スタンプの公開や管理をよりスムーズに行うための知識をまとめました。販売停止を検討している方や、すでに停止して再販を考えている方にも役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
記事のポイント
- 販売停止の具体的な手順と操作方法
- 販売停止後の影響とスタンプの扱い
- スマホでの販売停止の可否と方法
- 再販売や削除の可否とその方法
LINEスタンプの販売停止に関する基本情報
- LINEクリエイターズマーケットの情報を確認する
- 販売停止のやり方と手順を解説
- スマホでLINEスタンプの販売停止を行う方法
- 販売停止で使えなくなる場合とは?
- 販売停止できない理由と対処方法
LINEクリエイターズマーケットの情報を確認する
LINEスタンプの販売管理や設定変更を行うためには、まず「LINEクリエイターズマーケット」に関する基本的な情報を正しく理解することが大切です。これは、販売停止を含めた一連の操作の中心となる場所だからです。
LINEクリエイターズマーケットは、LINE株式会社が提供するサービスで、誰でもLINEスタンプや絵文字を作成・販売できる公式のプラットフォームです。スタンプを販売するためには、まずこのマーケットにクリエイターとして登録する必要があります。
登録後は、マイページからスタンプの登録・販売状況の確認、編集、販売停止などが可能になります。すべての操作はWebブラウザ上で行う仕様となっており、スマホアプリからは一部の機能が制限されているため注意が必要です。
また、登録時にはメールアドレスや銀行口座などの情報が必要になります。売上が発生した場合、所定の条件を満たすと報酬の受け取りも可能です。
このように、LINEクリエイターズマーケットの情報をきちんと確認しておくことは、販売停止だけでなく、スタンプ運用全体において非常に重要です。
販売停止のやり方と手順を解説
LINEスタンプの販売を一時的に止めたい場合は、「販売停止」の操作を行います。この作業は比較的簡単で、初心者でも短時間で完了できます。
まず、LINEクリエイターズマーケットにログインし、マイページにアクセスしてください。次に、管理画面にある「アイテム管理」ページを開きます。そこに登録済みのスタンプ一覧が表示されるので、販売を停止したいスタンプを選びます。
販売中のスタンプを選ぶと「販売停止」ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、注意事項のポップアップが表示されますので、内容を確認して「了解」ボタンを押すことで販売停止処理が完了します。
なお、販売停止を行っても、すぐにLINE STOREなどからスタンプが消えるわけではありません。反映には数時間かかる場合があり、この間は一時的に表示されたままとなることがあります。
販売停止を行っても、購入済みのユーザーは引き続きスタンプを利用できます。販売ページが非表示になるだけなので、誤って停止してしまっても、再度販売を再開することは可能です。
スマホでLINEスタンプの販売停止を行う方法
スマートフォンを使ってLINEスタンプの販売を停止する場合、注意が必要です。というのも、LINEスタンプの販売管理機能は基本的にWebブラウザ版のLINEクリエイターズマーケットで提供されており、スマホアプリでは販売停止の操作ができません。
スマホから販売停止を行いたい場合は、ブラウザアプリ(Google ChromeやSafariなど)を使って、LINEクリエイターズマーケットの公式サイトにアクセスしてください。そして、クリエイターとしてログインした後、PCと同様に「アイテム管理」ページから該当スタンプを選択し、「販売停止」ボタンをタップします。
この操作はPCとほぼ同じ手順で進められるため、スマホでも問題なく完了できます。ただし、画面が小さくボタンが押しにくいこともあるため、誤操作を防ぐためにゆっくりと確認しながら作業することをおすすめします。
また、通信環境が不安定な場合は操作が途中で中断される可能性もあります。そのため、安定したWi-Fi環境などを利用して作業を行うとより安心です。
販売停止で使えなくなる場合とは?
LINEスタンプを販売停止にしても、購入済みのユーザーがそのスタンプを使えなくなることは基本的にありません。ただし、一部のケースでは「使えない」と感じる場面が発生することがあります。
まず、販売停止とは「LINE STORE」や「スタンプショップ」などでの表示・購入を止める処理です。すでに購入した人のLINEアカウントにはスタンプが残るため、通常のトーク内では引き続き使用できます。
しかし、以下のようなケースでは使えない、または使いづらくなる可能性があります。
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スタンプを購入していないユーザーがリンクからアクセスできなくなる
販売停止後はスタンプの販売ページが非表示になるため、LINEトークでスタンプをタップしても「ページが見つかりません」と表示される場合があります。 -
LINEスタンププレミアムの対象スタンプだった場合
スタンププレミアムに参加していたスタンプを販売停止にすると、プレミアムユーザーもそのスタンプを利用できなくなります。 -
利用者側のLINEアプリの不具合やアップデートによる不整合
販売停止とは直接関係ありませんが、アプリの更新タイミングやキャッシュの影響で、スタンプが一時的に使えなくなることがあります。
このように、販売停止は基本的に「使えなくする」処理ではありませんが、状況によっては間接的に影響が出る場合があるため注意が必要です。
販売停止できない理由と対処方法
LINEスタンプの販売を止めたいのに、なぜか販売停止のボタンが表示されない。そんな状況に直面することがあります。その主な原因はいくつかに分けられます。
一つ目は、スタンプがすでに販売停止状態になっていることです。この場合、そもそも「販売停止」ボタン自体が表示されません。代わりに「販売再開」ボタンが表示されているはずなので、状態を一度確認しましょう。
二つ目は、LINEスタンプメーカーのアプリ経由で申請したスタンプの場合です。このタイプのスタンプは、スマホアプリからの操作では販売停止が行えません。販売停止を行いたい場合は、Web版のLINEクリエイターズマーケットにアクセスして、パソコンまたはスマホのブラウザから操作する必要があります。
三つ目に、審査中または申請待ちのスタンプには販売停止処理ができないという制限もあります。販売中のステータスになっていないと、販売停止ボタンはそもそも出てこない仕様になっています。
また、まれにシステムエラーや通信エラーによって一時的に操作できなくなるケースもあります。この場合は、時間をおいて再試行するか、LINEクリエイターズマーケットのサポートに問い合わせることが有効です。
このように、販売停止ができない場合でも原因をひとつずつ確認すれば、ほとんどの問題は対処可能です。焦らず状態を確認することが重要です。
LINEスタンプの販売停止後の対応と注意点
- 販売停止したらどうなるかを整理
- 販売停止後に削除する方法はあるのか?
- 販売停止を解除する方法について解説
- 販売停止後の再開方法と再販売の注意点
- LINEスタンプメーカーの使い方と販売の違い
- 販売停止とLINEスタンププレミアムの関係
- 長期的にスタンプ販売を続けるための工夫
販売停止したらどうなるかを整理
LINEスタンプを販売停止にすると、主に「スタンプの購入や検索ができなくなる」状態になります。スタンプそのものが削除されるわけではないため、あくまで一時的に公開を止める措置と理解してください。
販売停止を行った後は、数時間ほどスタンプがLINE STOREやスタンプショップに残って表示されることがあります。しかし、その後自動的に検索対象から外れ、一覧にも表示されなくなります。
また、販売を停止しても、購入済みのユーザーがスタンプを使えなくなることはありません。スタンプは購入者のアカウントに保存されているため、トークでの利用に制限はかかりません。
クリエイターのマイページには販売停止済みのスタンプも残り続けるため、管理や再編集も可能です。必要であれば「タグ」や「価格設定」の変更も行えます。
つまり、販売停止は「非公開にする」ようなイメージで捉えるとわかりやすいでしょう。誤って販売を続けたくないスタンプを公開してしまった場合などにも、有効な手段です。
販売停止後に削除する方法はあるのか?
LINEスタンプを販売停止にしたあと、「完全に削除したい」と考える人もいるかもしれません。ただし、現在のLINEクリエイターズマーケットでは、販売停止後にスタンプを完全削除する方法は用意されていません。
販売停止を行うことで、スタンプは非公開状態になりますが、マイページ上には引き続き管理対象として表示されます。この状態では「削除」ボタンなどは存在せず、あくまで記録として残る仕様です。
これは、過去に販売したスタンプの履歴や売上データ、著作権情報などを保管する必要があるためと考えられます。万が一トラブルが起きたときの確認材料として保持されるのです。
どうしても見たくない場合は、スタンプのタイトルやタグなどを変更して整理する方法がありますが、完全に消すことはできません。今後、仕様変更により削除機能が追加される可能性もありますが、現時点では非公開で留めるのが最善の方法です。
販売停止を解除する方法について解説
販売を一時的に止めたLINEスタンプを再び販売したい場合、「販売停止の解除」が必要です。操作は非常に簡単で、クリエイターズマーケットのマイページから数クリックで完了します。
具体的には、マイページの「アイテム管理」から該当スタンプを選び、「販売再開」ボタンを押すだけです。この作業を行うことで、スタンプは再びLINE STOREやスタンプショップに表示され、誰でも購入できる状態に戻ります。
ただし、再販売したからといって「新着スタンプ」などの特集カテゴリーに自動的に掲載されることはありません。あくまで過去に販売していたスタンプの「復活」という扱いになります。
また、再販売前にタグや価格を調整したり、販売エリアの見直しを行うことで、再販時の効果を高めることも可能です。
このように、販売停止の解除は簡単にできる操作であり、クリエイターの都合に合わせて柔軟にスタンプの公開状態を管理できます。気軽に再販を検討できるのは、LINEスタンプの運用における大きなメリットの一つです。
販売停止後の再開方法と再販売の注意点
販売を一度停止したLINEスタンプは、マイページから「販売再開」ボタンを押すだけで、簡単に再公開できます。特別な申請や再審査は不要なため、手間も時間もかかりません。
ただし、再販にあたっては注意点があります。まず、再び販売を開始しても「新着スタンプ」には掲載されません。新作として扱われるわけではないため、自然な流入は限定的になる傾向があります。
また、以前と同じ内容で販売を再開する場合でも、タイトルの変更やタグの見直しを行うと、ユーザーにとっての検索性が改善されます。再販売前に価格やカテゴリ設定を見直すことで、新しいターゲットに届く可能性もあります。
すでに多くのスタンプを登録している場合、どのスタンプを再開するのか優先順位を考えることも重要です。販売履歴やリクエスト数を参考にするとよいでしょう。
このように、再開は簡単ですが、何も調整せずに再販するのではなく、内容をブラッシュアップすることで再び売上に繋がる可能性が高まります。
LINEスタンプメーカーの使い方と販売の違い
LINEスタンプを作るには「LINEクリエイターズマーケット」のWeb版を利用する方法と、「LINEスタンプメーカー」アプリを使う方法の2つがあります。この2つは似ているようで運用や機能に大きな違いがあります。
LINEスタンプメーカーはスマホ向けのアプリで、写真を切り抜いてスタンプにしたり、手描きで作成したりすることができます。操作は直感的で、初心者でも手軽にスタンプ制作を始められるのが特長です。
一方、Web版のLINEクリエイターズマーケットは、より高度な設定や収益化が可能です。販売価格の設定や、販売エリアの選択、LINEスタンププレミアムへの参加など、詳細な項目を編集できます。
また、アプリ経由で申請したスタンプは、作成者本人に限り無料でダウンロードできますが、売上金の分配は発生しません。販売目的ではなく、自分用や家族・友人間での利用に向いています。
このように、アプリは「簡単・非商用向け」、Web版は「本格販売向け」と使い分けるのが良いでしょう。
販売停止とLINEスタンププレミアムの関係
LINEスタンププレミアムは、月額制で対象のクリエイターズスタンプが使い放題になるサービスです。販売中のスタンプがこのサービスに参加している場合、プレミアム会員は購入せずに利用できます。
ただし、スタンプを販売停止にすると、LINEスタンププレミアムの対象からも自動的に外れます。その結果、プレミアム会員も利用できなくなります。
このとき、スタンプの購入者には影響ありませんが、プレミアム経由で使っていたユーザーには「使えなくなった」と感じさせてしまう可能性があります。プレミアム利用者が多いスタンプを突然停止すると、SNSなどで問い合わせや不満の声が出ることもあるため注意が必要です。
また、スタンプを再販する際に再びプレミアム参加を選択するかどうかも、販売戦略として検討すべき要素です。新規の露出を狙うなら参加も有効ですが、限定性を保ちたい場合には参加しない選択肢もあります。
プレミアム参加の設定は販売申請時に選べるため、停止・再販のタイミングで見直すことが大切です。
長期的にスタンプ販売を続けるための工夫
LINEスタンプを長く売り続けるためには、単にスタンプを作って公開するだけでは不十分です。安定した売上やファンを得るには、いくつかの工夫が必要になります。
まずは、スタンプのコンセプトを最初に明確に決めることが大切です。例えば「動物+野菜」や「猫キャラ」など、テーマが一貫していればシリーズとして認識されやすく、リピーターにもつながりやすくなります。
次に、制作後もこまめにタグの見直しや価格調整を行うことです。LINEスタンプは検索流入が中心のため、ユーザーが検索しやすいキーワードを定期的に入れ替えるだけでも発見される確率が上がります。
加えて、SNSやブログを使ってスタンプを紹介することも有効です。発売時だけでなく、季節ごとの話題やトーク例を投稿することで、継続的に興味を引くことができます。
さらに、制作に使うキャラクターを複数展開することで、利用者の好みに合わせた選択肢を増やせます。エモティコン系、かわいい系、ネタ系などジャンルを広げるのも一つの方法です。
このように、スタンプ制作と販売後の運用をセットで考えることが、長期的に活動を続けるための鍵になります。
LINEスタンプの販売停止に関するまとめと重要ポイント
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販売停止はLINEクリエイターズマーケットのWeb版から操作する
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スマホからでもブラウザ経由で販売停止手続きが可能
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販売停止後も購入済みスタンプは引き続き利用できる
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販売停止をしてもLINE STORE上に数時間は表示される
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審査中や未販売状態では販売停止ボタンは表示されない
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アプリ版LINEスタンプメーカーでは販売停止が行えない
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LINEスタンププレミアムに参加中のスタンプも停止で利用不可になる
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スタンプの販売停止は「削除」ではなく「非公開」扱いとなる
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完全削除はできず、マイページにスタンプ情報は残る
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再販売は「販売再開」ボタンでいつでも可能
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再販売しても新着カテゴリには掲載されない
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タイトルやタグ、価格を見直すことで再販売効果を高められる
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コンセプトを統一してスタンプシリーズを展開するのが効果的
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定期的にタグや価格の調整を行うことで露出を維持できる
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SNSやブログでの発信によりスタンプの継続的な販促が可能