コンビニやたばこ店で、見慣れた赤いパッケージとは違う「青いラッキーストライク」を見かけ、その値段の安さに驚いた経験はありませんか。ラッキーストライクには多くの種類があり、なぜ青いパッケージのラキスト エキスパートカットシリーズは値段が安いのか、その理由やオリジナルとの違いが気になる方も多いはずです。
また、ラッキーストライク エキスパートカット 14などの具体的な銘柄の評価や、ラッキーストライク エキスパートカットの値段設定の背景、さらには「ラキスト エキスパートカット まずい」「ラッキーストライク やばい」といった噂、そして過去にコンビニで340円だったという話の真相まで、さまざまな疑問が浮かぶことでしょう。
この記事では、ラッキーストライクの青がなぜ安いのかという疑問を中心に、その値段と種類の違いについて、あらゆる角度から分かりやすく解き明かしていきます。
記事のポイント
- 青いラッキーストライク(エキスパートカット)の正体と種類
- オリジナルシリーズとの値段や味の具体的な違い
- エキスパートカットシリーズが安い理由の背景
- 「まずい」「やばい」といった様々な噂の真相
ラッキーストライク青はなぜ安い?値段と種類を解説
- ラッキーストライクの種類と特徴
- オリジナルとのラッキーストライク青の違い
- 気になるラッキーストライク青の値段
- シリーズ全体のラッキーストライク値段一覧
- 代表的なラッキーストライクエキスパートカット14
- エキスパートカットとオリジナルの違いとは
ラッキーストライクの種類と特徴
ラッキーストライクは、1871年にアメリカで誕生した非常に長い歴史を持つたばこブランドです。もともとはパイプたばことして始まり、現在では世界中の多くの愛煙家に親しまれています。その大きな特徴は、パッケージにも記されている「IT'S TOASTED」という製法にあります。これはたばこ葉をトースト(加熱乾燥)させることで、独特の香ばしさと豊かなコク、そして甘みを引き出すもので、この味わいがラッキーストライクの核となっています。
現在、日本国内で販売されているラッキーストライクには、様々なニーズに応えるための多様なシリーズが存在します。
主なシリーズラインナップ
- オリジナルシリーズ: 伝統的な味わいを守る、ブランドの象徴的なシリーズです。
- エキスパートカットシリーズ: 本記事の主役である「青いパッケージ」のシリーズで、価格の手頃さが特徴です。
- ブラックシリーズ: メンソールやカプセルを搭載した、現代的なニーズに応えるシリーズです。
- 加熱式たばこ(glo™用): 紙巻きたばこだけでなく、加熱式たばこデバイス「glo™」で楽しめる専用スティックも展開しています。
このように、伝統の味を求める方から、新しい刺激やコストパフォーマンスを重視する方まで、幅広い選択肢を提供しているのが現在のラッキーストライクの姿です。
オリジナルとのラッキーストライク青の違い
多くの人が「ラッキーストライクの青」と認識しているのは、「ラッキーストライク・エキスパートカット」シリーズのことです。このシリーズが従来の赤いパッケージのオリジナルシリーズと最も異なる点は、使用しているたばこ葉のブレンドにあります。
オリジナルシリーズが伝統的なブレンドを守り、濃厚なコクと香ばしさを追求しているのに対し、エキスパートカットシリーズは異なる独自のブレンドを採用しています。これにより、ラッキーストライクらしい吸いごたえの骨格は維持しつつも、オリジナルとは少し違った、よりすっきりとした後味や軽快な喫味を実現しているのです。
また、味の方向性だけでなく、後述する価格設定にもこのブレンドの違いが大きく影響しています。つまり、「青」と「赤」の違いは、単なるパッケージデザインの違いではなく、味わいと価格を決定づける根本的な設計思想の違いから来ていると考えられます。
気になるラッキーストライク青の値段
「ラッキーストライクの青」、すなわちエキスパートカットシリーズの最大の魅力の一つは、その価格設定です。2025年6月現在の情報では、エキスパートカットシリーズの各銘柄は、20本入りで**450円(税込)**で販売されています。
一方で、伝統的なオリジナルシリーズである「ラッキーストライク・FK」や「ラッキーストライク・ボックス」は、同じ20本入りで**600円(税込)**です。両者を比較すると、1箱あたり150円もの価格差があることが分かります。
日々の消費を考えるとこの差は非常に大きく、多くの喫煙者がオリジナルシリーズからエキスパートカットシリーズへ切り替えたり、あるいは最初からこちらを選んだりする大きな動機となっています。この戦略的な価格設定が、エキスパートカットシリーズの市場での存在感を高めている要因であることは間違いないでしょう。
シリーズ全体のラッキーストライク値段一覧
ラッキーストライクには、これまで紹介したシリーズ以外にも複数のラインナップがあります。ここで、現在国内で販売されている主要なラッキーストライクの銘柄と値段をシリーズごとに表で見てみましょう。
注: 価格は2025年6月時点のものであり、変更される可能性があります。
シリーズ名 | 銘柄名 | タール / ニコチン | 価格(税込) |
---|---|---|---|
オリジナルシリーズ | ラッキーストライク・FK | 11mg / 1.0mg | 600円 |
ラッキーストライク・ボックス | 11mg / 1.0mg | 600円 | |
ラッキーストライク・ライト・ボックス | 6mg / 0.5mg | 600円 | |
エキスパートカット | ラッキーストライク・エキスパートカット・14 | 14mg / 0.9mg | 450円 |
(青いパッケージ) | ラッキーストライク・エキスパートカット・10 | 10mg / 0.9mg | 450円 |
ラッキーストライク・エキスパートカット・6 | 6mg / 0.5mg | 450円 | |
ブラックシリーズ | ラッキーストライク・ブラックシリーズ・メンソール・8 | 8mg / 0.6mg | 450円 |
ラッキーストライク・ブラックシリーズ・チルベリー・8 | 8mg / 0.6mg | 450円 | |
ラッキーストライク・ブラックシリーズ・スーパーソニック・5 | 5mg / 0.4mg | 450円 | |
加熱式 (glo™ hyper用) | ラッキー・ストライク・ダーク・タバコ | - | 450円 |
ラッキー・ストライク・リッチ・タバコ | - | 450円 | |
ラッキー・ストライク・メンソール | - | 450円 | |
ラッキー・ストライク・ベリーメンソール | - | 450円 |
このように一覧で比較すると、オリジナルシリーズのみが600円という価格帯で、エキスパートカットを含む他のほとんどのシリーズが450円で展開されていることが明確に分かります。
代表的なラッキーストライクエキスパートカット14
エキスパートカットシリーズの中でも、特にしっかりとした吸いごたえを求めるユーザーから支持されているのが「ラッキーストライク・エキスパートカット・14」です。タール値は14mgと、シリーズ内で最も高く設定されています。
この銘柄の特徴は、ただ重いだけでなく、ラッキーストライクならではの自然な甘みやまろやかさを感じられる点にあります。強いキック感を求めつつも、荒々しいだけの喫味は好まないという方に適しています。
また、一部の口コミでは「吸った後のニオイが残りにくい」といった声も見られます。これは、独自のブレンドや製法による副次的な効果かもしれません。強い吸いごたえと価格の手頃さを両立させた、コストパフォーマンスに優れた銘柄と言えるでしょう。
エキスパートカットとオリジナルの違いとは
前述の通り、エキスパートカットとオリジナルの最も大きな違いは使用されているたばこ葉のブレンドですが、それに関連して「製法」にも違いが見られます。シリーズ名にもなっている「エキスパートカット」とは、たばこ葉をより細かく均一に刻むことを可能にする高精細なカッティング技術を指します。
この技術により、たばこ葉がより効率的に燃焼し、雑味の少ないスムーズな煙を生み出すとされています。そのため、オリジナルシリーズの持つ濃厚でリッチな味わいとは少し趣が異なり、エキスパートカットシリーズはよりクリアでなめらかな喫味を感じやすい傾向があります。
したがって、両者の違いをまとめると、「ブレンドの違いによる味の方向性」と「カッティング技術の違いによる喫味のなめらかさ」の2点が主なポイントとなります。
ラッキーストライク青はなぜ安いかの理由と噂を検証
- エキスパートカットの値段が安い明確な理由
- ラキストエキスパートカットまずいという評価
- 「ラッキーストライクはやばい」という噂の真相
- コンビニで340円のラッキーストライクはあった?
エキスパートカットの値段が安い明確な理由
多くの人が最も知りたいであろう、エキスパートカットシリーズが安い理由。その核心は、やはり「使用するたばこ葉のブレンド」にあります。製造元であるブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は、オリジナルシリーズとは異なる葉の配合を開発しました。
これは、世界中から調達するたばこ葉の中から、品質を維持しつつも、よりコストを抑えられる組み合わせを見つけ出す企業努力の賜物です。ここで大切なのは、安いからといって決して「質の低い葉を使っている」わけではないという点です。独自のブレンド技術によって、ラッキーストライクとしての味わいの基準を満たしながら、生産コストの削減を可能にしているのです。
このコスト削減分を製品価格に反映させることで、消費者は手頃な値段でラッキーストライクブランドのたばこを楽しむことができます。つまり、安さの背景には、メーカーの巧みな原料調達とブレンド技術があると言えます。
ラキストエキスパートカットまずいという評価
価格が安い製品に対して、「値段相応の味なのでは?」「もしかしてまずいのでは?」という懸念を抱くのは自然なことです。実際にインターネット上では、「ラキスト エキスパートカット まずい」といった感想を見かけることもあります。
このような評価が生まれる主な理由は、オリジナルシリーズとの味わいの違いにあります。長年オリジナルシリーズを愛飲してきた方にとっては、エキスパートカットのすっきりとした喫味が、本来のラッキーストライクの持つ濃厚なコクや香ばしさと比べて物足りなく感じられる場合があります。特に、トースト製法由来の焦がしキャラメルのような甘みやリッチな後味を強く求める方ほど、その違いを「まずい」と表現してしまうことがあるようです。
しかし、これはあくまで個人の好みの問題が大きく、エキスパートカットシリーズの品質が低いというわけではありません。むしろ、その軽快な味わいを「吸いやすい」「クセがなくて良い」と評価する声も多く存在します。そのため、先入観を持たずに一度試してみて、ご自身の好みに合うかどうかを判断するのが良いでしょう。
「ラッキーストライクはやばい」という噂の真相
ラッキーストライクについて調べると、「やばい」という少し物騒な言葉を目にすることがあります。これにはいくつかの都市伝説的な噂が関係しているようです。
名前やデザインに関する都市伝説
一つは、ブランド名「Lucky Strike(幸運な一撃)」と、第二次世界大戦中に広島・長崎へ投下された原爆を結びつける説です。原爆投下を「幸運な一撃」と兵士が叫んだことが由来だ、というものですが、これに明確な根拠はありません。ラッキーストライクの名称は、ゴールドラッシュの時代に金鉱を掘り当てた探鉱者の叫び声に由来するというのが公式な見解とされています。
また、パッケージの赤い丸のデザインが日本の国旗を模しており、それをインディアンが踏みつけているように見える、などといった説も存在しますが、これも事実として確認されているわけではありません。
これらの噂は、いずれも根拠が不明確な都市伝説の域を出ないものです。むしろ、本当に「やばい」と言えるのは、たばこ税の増税が続く厳しい市場環境の中で、品質を保ちながらも低価格の製品を開発・提供し続けるブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)の企業努力そのものであると考えられます。
コンビニで340円のラッキーストライクはあった?
「以前、コンビニで340円くらいの安いラッキーストライクがあった気がする」という記憶を持つ方もいるかもしれません。しかし、2025年現在、その価格で販売されているラッキーストライクの銘柄は存在しません。
この記憶は、おそらく過去に販売されていた「リトルシガー」区分の製品と関連があると考えられます。リトルシガーは、税法上、紙巻きたばこ(シガレット)とは異なる区分であり、かつては比較的安い税率が適用されていました。インプットされた情報によると、ラッキーストライクのリトルシガー銘柄は2020年時点では360円で販売されていた記録があります。
しかし、その後の税制改正でリトルシガーのたばこ税も大幅に引き上げられ、価格的な優位性が失われました。その結果、ラッキーストライクのリトルシガーシリーズは需要が減少し、残念ながら現在はすべて廃盤となっています。したがって、「340円」という記憶は、このリトルシガーが安価だった時代の記憶違いか、あるいは特定の期間の価格であった可能性が高いです。
総括:ラッキーストライク青がなぜ安いかの結論
この記事では、ラッキーストライクの青いパッケージ、エキスパートカットシリーズがなぜ安いのか、その理由や特徴、様々な噂について解説してきました。最後に、この記事の要点をまとめます。
- 青いラッキーストライクの正体はエキスパートカットシリーズ
- オリジナルシリーズとの最も大きな違いはたばこ葉のブレンド
- エキスパートカットの値段は1箱450円前後で販売されている
- オリジナルシリーズの値段は1箱600円前後
- 両者には1箱あたり約150円の価格差がある
- 値段が安い理由は独自のブレンドによる生産コストの削減
- コストは抑えつつも品質が低いわけではない
- エキスパートカット製法により喫味がなめらかになっている
- 代表銘柄にはタール14mgのエキスパートカット14などがある
- まずいという評価は主にオリジナルとの味の違いからくる個人の好み
- ラッキーストライクはやばいという噂は根拠の薄い都市伝説
- ブランド名の由来はゴールドラッシュであり原爆とは無関係
- 過去にコンビニで340円という価格帯の製品は現在存在しない
- かつて安かったリトルシガーシリーズは税制改正後に廃盤となった
- 安さの背景には製造元であるBAT社の優れた企業努力がある