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パリコレグミが販売停止の理由と似てるグミ5選|再現レシピも紹介

「パリコレグミがどこにも売っていない…」そんな経験はありませんか?カンロから2014年に発売され、一世を風靡したパリコレグミは残念ながら2015年に販売停止となりました。ドンキホーテや一般のスーパー、さらにはAmazonでも探せなくなってしまったこのグミは、今でも多くのファンに愛され続けています。

パリコレグミが販売停止の理由は主に製造設備の老朽化でしたが、カンロの経営方針変更も大きく影響していました。あの独特の「外パリ中モチ」食感を求めて、今でも売っている場所を探す人は少なくありません。

そこで本記事では、パリコレグミの販売中止に関する詳細情報と、パリコレグミに似ているグミの代替品をご紹介します。後継商品であるグミッツェルの特徴や、タピるグミなど他のグミの販売中止理由についても触れています。さらに、家庭でできるパリコレグミの作り方もお教えしますので、あの懐かしい食感を再現したい方は必見です。パリコレグミとグミッツェルの違いも詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

記事のポイント

  • パリコレグミが製造設備の老朽化とカンロの高級路線シフトにより販売停止になった理由
  • 現在パリコレグミが売っている場所は公式にはなく、代替品としてグミッツェルが存在する
  • パリコレグミに似ている3つのお菓子と、家庭でできる簡単な再現レシピの作り方
  • グミッツェルとパリコレグミの価格、味、販売場所などの具体的な違い

パリコレグミが販売停止の理由と歴史

  • 独特な食感が人気だったグミの特徴
  • 製造設備の老朽化による販売中止
  • ドンキやamazonでの販売状況
  • タピるグミも販売中止になった経緯

独特な食感が人気だったグミの特徴

カンロから販売されていたパリコレグミは、発売当初から多くの人々を魅了した革新的なお菓子でした。一般的なグミとは一線を画す最大の特徴は、その独特な食感にありました。

パリコレグミは「外側はパリッ、内側はもっちり」という二重の食感を持っていたのが最大の魅力です。通常のグミは全体的にもちもちした柔らかい食感か、コーティングされたタイプが主流でしたが、パリコレグミはコーティングなしでも外側がパリパリとした食感を実現していました。

この食感は、カンロ独自の製法によって生み出されたもので、他社のグミでは真似のできない特別なものでした。口に入れた瞬間の「パリッ」という軽い食感から、噛むごとに「もっちり」と変化していく食感のギャップが多くのファンを魅了しました。

また、フルーツの風味も非常に豊かで、グリーンアップルやピンクグレープフルーツなど、鮮やかな色と香りも人気の理由でした。その独自性から「パリコレ」という名前も、食べた人が思わず「ナニコレ!?」と驚くことに由来しているといわれています。

新食感グミとして発売された2014年には、SNSで話題になり、若い世代を中心に爆発的な人気を博したのです。

製造設備の老朽化による販売中止

2015年、惜しまれながらパリコレグミは販売を終了しました。多くのファンを持つ人気商品だったにも関わらず、販売中止となった最大の理由は製造設備の老朽化でした。

パリコレグミは特殊な製法で作られており、その独特な食感を生み出すためには専用の製造ラインが必要でした。しかし、設備の更新には莫大なコストがかかることから、カンロはやむを得ず生産を打ち切る決断をしたのです。

また、製造設備の問題だけでなく、カンロが会社としての方向性を変更したことも要因の一つでした。この時期、カンロは高級路線へのシフトを進めており、商品ラインナップの見直しを行っていました。独自の位置づけを持つパリコレグミでしたが、同社の新たな戦略の中では継続生産が難しくなったのです。

加えて、人気があったからこそ生産が追いつかなくなっていたという皮肉な状況もありました。需要の高まりに対して供給が追いつかず、安定した製品供給が困難になっていたことも、販売終了の背景にあったと言われています。

多くの愛好家たちは再販を望んでいますが、カンロからは「再販の予定はない」という公式発表がされており、この独特の食感を持つグミの復活は現状では難しい状況となっています。

ドンキやamazonでの販売状況

パリコレグミが販売中止になった後も、多くのファンがドン・キホーテ(通称ドンキ)やAmazonなどの通販サイトで探し続けました。特にドンキは幅広い品揃えと、時には販売終了した商品も在庫として残っていることがあるため、期待を寄せる人が多かったようです。

しかし、現在ではドンキの店舗でもパリコレグミを見つけることはできません。一部の店舗では2015年の販売終了から1〜2年ほどは在庫が残っていたケースもあったようですが、今となってはどこの店舗でも取り扱いはなくなっています。

Amazonや楽天市場などのオンラインショップでも同様です。販売終了直後はごく一部の出品者から高額で販売されていたこともありましたが、現在では公式な販売ルートからは完全に姿を消しています。個人間取引のプラットフォームでわずかに見かけることがあるかもしれませんが、製造から時間が経っていることを考えると、品質や安全性の面でのリスクもあります。

現在、パリコレグミを探している方には、後継商品である「グミッツェル」を試すことをおすすめします。グミッツェルはパリコレグミと同じカンロから発売されており、似た食感を再現しています。ドンキやAmazonでも購入できますので、パリコレグミの代わりとして検討してみてはいかがでしょうか。

タピるグミも販売中止になった経緯

「タピるグミ」も、パリコレグミと同様に惜しまれつつ販売中止となった人気商品の一つです。このグミはタピオカドリンクブームに乗って登場し、タピオカの食感を模したグミとして注目を集めました。

タピるグミが販売中止になった主な理由は、流行の変化によるものでした。2018年から2019年にかけて日本で大流行したタピオカブームは、一時的なトレンドとして終息に向かいました。そのため、タピオカ関連商品の需要も徐々に減少し、市場戦略の見直しが行われたのです。

また、タピるグミはその特殊な製法から、一般的なグミに比べて製造コストが高かったとも言われています。需要の減少とコスト面の課題が重なり、継続的な生産が難しくなったのでしょう。

パリコレグミの販売中止がメーカー側の製造設備の問題だったのに対し、タピるグミのケースは市場のトレンド変化に対応した経営判断だったという点で違いがあります。どちらも人気商品でしたが、お菓子業界では市場の変化や製造上の制約などによって、愛されている商品であっても販売終了に至ることがあるのです。

タピるグミを求めるファンも、今ではなかなか見つけることができません。しかし、現在でも様々なメーカーからタピオカ風の食感を楽しめるグミが発売されていますので、それらを代替品として楽しむことができるでしょう。

パリコレグミが販売停止の理由と代替品

  • 現在でも売ってる場所を探す人々
  • グミッツェルが後継商品として登場
  • パリコレグミに似てるグミ3選
  • 家庭でできるパリコレグミの作り方
  • グミッツェルとパリコレグミの違い

現在でも売ってる場所を探す人々

パリコレグミが2015年に販売終了してから約10年が経った今でも、この独特な食感のグミを求める声は絶えません。SNSやグルメサイトでは今なお「パリコレグミはどこで買えますか?」「まだ売ってるところありませんか?」という書き込みが見られます。

熱心なファンの中には、ドンキホーテの各店舗を巡って探し回る人もいれば、地方のスーパーや昔ながらの駄菓子屋まで足を運ぶ人もいます。特に、地方の小さなお店では在庫の回転が遅く、販売終了から数年経っても棚の奥に眠っている可能性があるという希望を持って探し続ける方もいるようです。

また、メルカリやヤフオクなどのフリマアプリやオークションサイトで「パリコレグミ」と検索する人も少なくありません。実際、販売終了直後は高額で取引されるケースもありましたが、製造から時間が経過していることを考えると、食品としての品質や安全性の面で注意が必要です。

中には海外の日本食材店で見つけたという報告もありますが、偽物や類似品の可能性も否定できません。このように熱心なファンの探求心は続いていますが、残念ながら公式な販売ルートでパリコレグミを入手するのは現在ではほぼ不可能となっています。

そのため、多くのファンは代替品を探したり、後継商品を試したりと、新たな楽しみ方を見つけつつあるようです。

グミッツェルが後継商品として登場

パリコレグミが販売終了してから約5年後の2020年、カンロは待望の後継商品「グミッツェル」を発売しました。このグミッツェルは、パリコレグミのファンが待ち望んでいた「外はパリッ、中はもっちり」という独特の食感を継承しています。

グミッツェルの最大の特徴は、その製法にあります。カンロが長年研究を重ねた特殊な製法により、コーティングなしでもパリパリとした食感を実現しており、パリコレグミの魅力を現代的にアレンジすることに成功しています。

ただし、グミッツェルはパリコレグミの単なる復刻版ではなく、カンロが高級路線へシフトする中で生まれた新商品です。そのため、価格帯や販売方法も異なります。特に、「ヒトツブカンロ」という高級キャンディブランドから発売されているため、パリコレグミよりも少し高価な設定となっています。

また、販売場所も限定されており、東京駅構内の「ヒトツブカンロ」直営店や、公式オンラインショップ、一部の百貨店などが中心です。ドンキホーテやコンビニなどでも取り扱いがありますが、店舗によって品揃えは異なります。

パリコレグミファンの中には「懐かしい食感が楽しめる」と喜ぶ声がある一方で、「完全に同じではない」と感じる人もいるようです。それでも、あの独特な食感を楽しめる貴重な後継商品として、多くの方に受け入れられています。

パリコレグミに似てるグミ3選

パリコレグミを懐かしむ方々のために、市場で入手可能な似た食感を楽しめるお菓子を3つご紹介します。

まず第一に挙げられるのは、やはりカンロの「グミッツェル」です。パリコレグミと同じメーカーから発売されている後継商品であり、外側がパリパリ、内側がもっちりという食感の再現を目指して開発されました。フルーツ系の豊かな風味も特徴で、パリコレグミのファンにはまず試していただきたい商品です。

次に、和菓子の「琥珀糖(こはくとう)」も独特の食感が魅力です。特に鶴屋光真の「フルーツ琥珀 果乃菓」は、外側が砂糖でコーティングされてシャリシャリとした食感があり、中は柔らかい寒天でできています。パリコレグミとは異なるジャンルのお菓子ですが、その食感のコントラストは似た満足感を得られるでしょう。

最後に、中国発祥のお菓子「ホワイトラビット」も候補の一つです。このキャンディは、外側のライスペーパーと内側のミルキーな部分という二層構造になっており、パリコレグミとは原材料や味は全く異なりますが、二層の食感を楽しめるという点では類似しています。アジアンマーケットや一部の輸入菓子店で購入できます。

これらはパリコレグミと全く同じわけではありませんが、それぞれに独自の魅力を持ち、食感のギャップを楽しめる点では共通しています。パリコレグミが恋しい方は、これらのお菓子を試してみてはいかがでしょうか。

家庭でできるパリコレグミの作り方

パリコレグミのような独特な食感を家庭で再現できたら素晴らしいですよね。実は、市販のグミを使って手軽にパリコレグミ風のお菓子を作ることが可能です。手順も比較的簡単なので、ぜひ挑戦してみてください。

必要な材料は、カンロのピュレグミ(または他のソフトタイプのグミ)、砂糖大さじ3、水大さじ1だけです。まず、小さな鍋に砂糖と水を入れて弱火で熱し、砂糖が完全に溶けるまで混ぜます。溶けたら火を止め、少し冷まします。

次に、ピュレグミを一粒ずつこの砂糖液に浸して、全体にコーティングします。このとき、トングやフォークを使うと手が汚れません。コーティングしたグミを網やクッキングシートの上に並べ、常温で数時間(または一晩)乾燥させます。

乾燥させることで砂糖液が固まり、パリパリとした食感になります。内側はもともとのグミの柔らかさが残っているので、パリコレグミに似た「外パリ中モチ」の食感を楽しめます。

ポイントは砂糖液の濃度と乾燥時間です。砂糖の量を増やすとよりパリパリした食感になりますが、甘さも強くなります。また、湿度の高い日は完全に乾燥するまでに時間がかかるので、エアコンの効いた部屋や扇風機の風が当たる場所で乾燥させるとよいでしょう。

子どもと一緒に作るのも楽しいですし、オリジナルのアレンジを加えるのもおすすめです。例えば砂糖にフルーツパウダーを混ぜると、色鮮やかで香り豊かな仕上がりになります。

グミッツェルとパリコレグミの違い

グミッツェルとパリコレグミは、同じカンロから発売された「外パリ中モチ」食感のグミですが、いくつかの重要な違いがあります。まず最も目立つのは、その形状と大きさです。パリコレグミは小粒で平たい楕円形だったのに対し、グミッツェルはやや大きめの球形をしています。

次に味のバリエーションも異なります。パリコレグミはグリーンアップルやピンクグレープフルーツなど、フルーティーな味わいが中心でした。一方グミッツェルは、白桃やマスカットといった高級感のある味から、コーラやソーダなどの清涼感のある味まで、より幅広いラインナップとなっています。

価格帯にも大きな違いがあります。パリコレグミは100円前後のお手頃価格だったのに対し、グミッツェルは「ヒトツブカンロ」ブランドの高級ラインとして展開されており、1個180円前後から、詰め合わせギフトだと数千円するものもあります。

また、販売方法も異なります。パリコレグミはコンビニやスーパーで気軽に購入できましたが、グミッツェルはヒトツブカンロの直営店や百貨店、一部のドンキホーテなど、比較的限られた場所での販売となっています。

食感に関しては、どちらも「外パリ中モチ」を実現していますが、細かな違いもあります。パリコレグミの方がやや軽い食感だったのに対し、グミッツェルは高級感を意識してか、やや重厚な食感に仕上げられています。

このように、グミッツェルはパリコレグミの精神を受け継ぎながらも、カンロの高級路線シフトに合わせた進化を遂げた商品と言えるでしょう。

パリコレグミが販売停止の理由とその後の展開を総括

記事のポイントをまとめます。

  • パリコレグミは外側がパリッ、内側がもっちりという独特の食感が特徴
  • 2014年に発売され、SNSで爆発的な人気を獲得した
  • 2015年に製造設備の老朽化により販売終了となった
  • カンロの高級路線へのシフトも販売停止の一因
  • 人気が高すぎて生産が追いつかなくなったという側面もある
  • ドンキホーテやAmazonなど現在はどこでも公式に入手不可能
  • 販売終了から約10年経った今でも探し続けるファンが多い
  • 約5年後の2020年にカンロから後継商品「グミッツェル」が発売された
  • グミッツェルは「ヒトツブカンロ」ブランドの高級ラインとして展開
  • パリコレグミは100円前後だったがグミッツェルは180円前後と高価格
  • 鶴屋光真の「フルーツ琥珀 果乃菓」も似た食感を楽しめる商品の一つ
  • 中国発祥の「ホワイトラビット」も二層の食感が楽しめる代替候補
  • 家庭でもピュレグミと砂糖水で似た食感のお菓子を作ることが可能
  • タピるグミもトレンド変化により販売中止になった類似例
  • グミッツェルはパリコレグミと比べ形状や味のバリエーションが異なる

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